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1973年、神奈川県平塚市の県営住宅で、ピアノ騒音に腹を立てた男が母子3人を殺害した事件。
男はそれ以前も近隣住民にステレオやペットの泣き声について苦情を申し立ててトラブルを起こしており、騒音に過敏な傾向があったと推定される。
階下の母子にもピアノの騒音について苦情を言ったが、改善されないため、わざと嫌がらせをしていると思い込み、殺害に至った。
8歳と4歳の子供と母親を殺害し、襖に苦情を書き散らして逃亡したが、自殺に失敗して出頭、逮捕された。
1975年、死刑判決が下されるが、控訴。
事件がマスコミに報道されて、全国で騒音被害者による助命嘆願活動が行われ、事態は被告に有利に展開した。
しかし、「拘置所内の騒音に耐えられないので死刑になりたい」との理由で、唐突に控訴を取り下げ、死刑が確定した。
刑は2015年の段階でも執行されていない。
古い事件ですが、日本の近隣騒音殺人事件の第1号として有名なので、あえて取り上げました。
近隣トラブルがエスカレートするパターンは2つあります。
ひとつめは相手の迷惑行為を指摘して、逆ギレされて始まるパターン。
奈良の騒音おばさん事件はこれです。
もうひとつはこちらが相手に迷惑行為をして、あるいは相手が勝手にそう思い込んで、報復が始まるパターン。
本当にこちらが迷惑をかけていたのなら、早めに謝罪して改めるべきです。
しかし、相手が過敏、またはおかしな考え方の持ち主で、何の問題もない行為を迷惑行為とか嫌がらせとか、言いがかりをつけてくることもあります。
この事件の犯人も前歴からは騒音に過敏だと推定され、裁判に先立っての検証でも聞こえるピアノの音は、神奈川県公害防止条例の環境基準値以内だったといいます。
こういう場合、苦情を先に申し立てているのは相手の方なので、警察にしてみればどっちが悪いのかよくわかりません。
つまり、なかなか動いてもらえないということです。
ここで頼りになるのが探偵です。
相手の嫌がらせがエスカレートして身の危険を感じるようになったら、一度相談してみてほしいと思います。
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